「白い豆腐は邪気を払うほど霊力が宿る」と言われ、節分に食べればそれまでの罪や穢れを祓い、立春に食べると清めた体に幸せを呼ぶことができるとされる縁起物です。
立春では他にも「立春生菓子」「若水」「立春朝絞り」「福茶」など、いただくと縁起が良いものがあります。
豆腐の薬膳的効果。
豆腐は体を穏やかに冷ます「涼性」の食材で余分な熱をとる効果があります。
気・血・水の「水」を補い、体を潤して熱による乾燥を防ぎ、口の渇きや乾燥肌、便秘、ほてり、のぼせ、母乳の出を良くするなど効果があります。
※豆腐の原料である大豆は体を冷やしも温めもしない「平性」の食材で、にがり成分が冷やす作用になります。
豆腐は消化吸収が良いので胃腸が弱い方や高齢者にもオススメです。
良質のたんぱく質が多く含まれていて疲労回復やストレス緩和にも良いです。
豆腐×きゅうり
涼性の豆腐は余分な熱をとり体を潤す作用があります。
熱っぽい時やほてりがある時はきゅうりやトマト、レタスなど同じ性質を持つ野菜と組み合わせて豆腐サラダにします。
冷え過ぎを防ぎたい場合はドレッシングにビネガーや玉ねぎ、生姜などの薬味を組み合わせましょう。
豆腐×ごま油
豆腐の大豆オリゴ糖とごま油の油分が便秘を解消します。
冬の冷奴にはじゃこや干しえびをごま油で炒めたトッピングがオススメです。
ほうれん草に含まれるシュウ酸と豆腐のカルシウムが結合し、栄養が失われる恐れがあるので組み合わせには注意が必要です。