tosamimiの日記

日々思ったこと感じたことを書いてます。文句とGossipと、薬膳話。

おはぎの話

 

 

9月20日~9月26日は秋のお彼岸。

そして本日はお彼岸の真ん中、秋分の日です。

 

お彼岸は故人や先祖供養をして感謝をする精進期間と考えられています。

この期間に墓参りや法要を執り行うのが一般的です。

そして秋分の日のお供えする「おはぎ」について。

 

 

おはぎの薬膳的効果。

 

もち米は体を温め、慢性疲労に役立ちます。

胃腸が弱く食べる量が少ない人や、めまい、冷えからくる下痢、頻尿、風邪をひきやすい症状などに有効です。

元気をつける食材として昔から知られており、体力回復や母乳の出を良くするのに使われてきました。

 

 

あずきは水分代謝を助け、強い利尿作用と解毒作用があります。

胃もたれ、むくみ、下痢、皮膚の赤み・腫れ、吹き出物、にきびなどの症状に有効です。

胃内でいつまでも水分が滞って「ちゃぽちゃぽ」音が鳴る人や、非喫煙者で風邪ひいてないのに痰が出るなどの症状は水分代謝が悪く停滞してるサインです。

 

 

白砂糖は脾(胃)を補って、気を増やし倦怠感や息切れなどに効果が期待されます。

肺の潤い不足による空咳、喉の渇き、粘り気のある痰、お酒による吐き気、二日酔いにも有効です。

薬膳では白砂糖、黒砂糖、氷砂糖の効能はそれぞれ違うので使い分けが必要です。

 

 

体力があってもやる気が出なかったりするのは「気」が不足しているサインでもあります。

また胃が元気でないと水分代謝が悪くなって手足がだるくなったりむくみが出ます。

もち米、砂糖で気を増やして体内にある余分な便、尿、その他諸々をあずきの力で排出。

おはぎは栄養補給しながら不要なものを体外へ出してくれる逸品です。

 

 

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