冬の寒い時期は、体を温めるものや血の巡りがよくなるものを選ぶようにします。
体の事を思って数種類の食材を摂るとなると、献立も食べる量も大変なので合間でお茶を取り入れると良いです。
冬にオススメのお茶。
1、杜仲茶
ダイエット茶として一時期流行りましたが、実は冬に積極的に摂ると良いお茶です。
漢方では杜仲の「樹皮」が薬として使われ、滋養強壮、鎮痛、肩こり、頭痛、精力減退、高血圧などの症状に用いられます。
杜仲茶は主に「葉」が使われます。
杜仲茶は冬に養生したい「腎」に作用するので骨を丈夫にし、加齢による膝腰のだるさ、腰痛、骨粗しょう症などの予防・緩和に向いています。
逆に腎が弱り、ダメージを受けると老化が進み足腰が弱って骨や歯が弱くなります。
子どもであれば生育遅れになり、大人だと不妊・ED、脱毛や白髪などの症状が診られます。
杜仲茶は体を穏やかに温める「温性」なので、冷えによる膝・腰痛、頭痛などに良いです。
2、黒豆茶
黒豆の「黒」色は薬膳では元気の源や生命力である腎(冬)を統括する色で、黒豆は代表的な黒い食材のひとつです。
黒豆の色はアントシアニンという天然色素で眼精疲労や視力向上に良いとされています。
胃腸の機能を高めて、体内の余分な水分を排出してむくみをとり高たんぱくで栄養豊富なため滋養強壮があります。
黒豆自体は体を温めも冷ましもしない「平性」ですが、豆を焙煎すると体を温める効果が上がります。
固形より液体のほうが体への吸収はしやすいので、うまくとり入れて冬を乗り切りましょう。