tosamimiの日記

日々思ったこと感じたことを書いてます。文句とGossipと、薬膳話。

ぶりの話

 

 

鰤(ぶり)の旬は12月~2月頃。

主な生産地は長崎、石川、北海道など。

 

 

東洋医学では人の体は「気」「血」「水」の3つがバランスよく機能することによって、心身が健やかに保たれると考えられています。

気・血・水のうち、どれにトラブルが発生するかによって現れる症状も変わります。

それぞれ役割が違いながらも影響し合い、助け合ったりするのでどれか1つが過剰になったり不足したり、滞ってしまうと不調として体にサインが出ます。

 

 

ぶりの薬膳的効果。

ぶりは気・血・水の3つを補う作用があります。

疲労回復や滋養強壮に優れていて倦怠感を改善し、血行をよくするので貧血や虚弱体質を改善したいときに役立ちます。

特に高齢者や子供、妊婦にオススメの食材です。

代謝を高める他、解毒作用がありむくみ対策にも良いです。

 

冬が旬のぶりは五臓の「腎」とも関りが深いので老化防止や骨粗しょう症予防、美髪にも良いです。

 

 

ぶり×大根×陳皮

ぶりは脂が多いので消化を助ける大根と陳皮を加えてぶり大根にします。

虚弱体質改善のレシピ。

 

 

ぶり×水菜×柑橘類

ぶりに足りない栄養素はカルシウムとビタミンCです。

ぶりの塩焼きに水菜を添えてゆず果汁を使ったソースにしたり、ぶりに塩麴をまぶしてゆずを入れて漬け込みます。

ぶりで気血水を補い、柑橘で巡りをよくします。

 

 

東洋医学では「生もの」は体を冷やすと言われています。

寒ぶりは特に脂が多いので、冷え性の人や胃腸が弱い人は加熱して食べた方が消化吸収しやすいです。