ドラマ、日曜の夜ぐらいは…を観た。
足の不自由な母と二人暮らしの生活を支えるため、休みなくバイトを続ける娘。
家族から縁を切られても退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける女性。
両親との縁が浅く、借家暮らしをしながら祖母と工場勤務を続ける孫娘。
互いに離れた所に住み、存在も知らない3人はあるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たす。
漠然とした暮らしの中で行き詰っていた3人の人生が動き出す友情物語。
岡田惠和さんのオリジナル作品で全10話。
1話、2話くらいまでは少し重めのドラマなのかなという印象がありながらも、どこか共感できる部分もあって続きが早く観たくなっていた。
3話くらいからあまり現実的じゃない部分が出てきて「いや、ないない」と思いっぱなしだったけど、大人になってあの距離感でこの人と居たいって思える人たちに出会えたのは本当に羨ましい限り。
楽しいと思うと、辛いことが余計辛くなるから辛いままでいいっていうのもわからなくもない。
仕事もプライベートも一緒に居すぎたら嫌になりそう。
ましてや大人数巻き込んで仲良しになったら、崩れたときに大ダメージくらいそう。と卑屈になってしまう。
ドラマや現実は恋愛だけじゃないことを描いてくれてる感じがして良かった。
最終回は全て丸く納まり回収するのではなくて、「私(主人公)が思う未来の想像」としてポジティブなシナリオを映像化して「こうだったらいいな」の着地だったから好感。
未解決なことを残して終わってるのでそこはリアルな感じがした。
合う人もいれば、くそーって思ったりぶつかり合ったりするけど。
考えが違うだけで、生きるのに必死になってる人がほとんどなんだよなって思う。
必死だから余裕がないのよ。