けっこう大人になった今、自ら虫に近づくことはなくなった。
「小さい虫でも一生はあるんだよな」と大人になってから改め、虫が自室にサプライズ登場してきても窓から逃がすことにしている。
道を歩いてる時もアリなどを意識して歩いたりして。
それなのにコバエや蚊が目の前に飛んできた際には容赦なくハイスピードで仕留めようとする。
両手のパンッ!音で我に返り「あ、命…」と罪悪感に苛まれる。
ほぼ反射神経。
なるべく事故がないように歩いたり気を遣ってたのに何をしてるんだ。
そう考えながら地元産の青菜をざく切りしたら、茎から尋常じゃない数のアブラムシが出てきた。
普段、「農薬って仕方ないけど体に悪いからな~」なんて文句言ってたのに、久しぶりに野菜から虫が出てきたので気持ち悪い!と思って野菜を洗った。
500匹位いたアブラムシを水に流してお陀仏にした。
洗い流してから「あ、」と思った。
虫にも一生があるって言ったのに。
いっきに500匹も。
まったく、自分の考えはどうなってるんだ。
都合よすぎる。
自分の行動と思考に飽き入れつつ、ドラッグストアで買った市販のコバエトラップを設置してこのブログを書いている。
自分が怖いし、自分のことが少々分かった気がする。