ゆりねの旬は11月~2月頃。
主な生産地は、北海道。
ゆりねの薬膳的効果。
ゆりねは五臓の「肺」を潤して咳を鎮め、のどの渇きを潤してくれる他、肌の乾燥を防いで肌をなめらかにしてくれる作用があります。
ゆりねは百合(ビャクゴウ)と呼ばれる漢方薬の原料で、ゆりねが含まれる漢方薬「百合固金湯」は慢性の咳やのどの痛みに用いられます。
また、五臓の「心」を補ってくれるので、精神不安や煩躁、不眠、緊張や不安による動悸にも効果的です。
ゆりねは骨の成形には欠かせないカルシウムとリンの両方の成分を含んでいるので骨粗しょう症予防によい食材です。
グルコマンナンという水溶性の食物繊維を豊富に含んでいるので、胃腸の調子を整えて下痢や便秘を改善してくれる効果も期待できます。
ゆりねは紫がかったものは苦味が強いので、色が白くて傷がないものを選びましょう。
ゆりね×蓮の実
ゆりねと蓮の実を組み合わせてスープにします。
蓮の実もゆりねと同じように、こころを落ち着かせる作用があります。
滋養強壮・疲労回復も期待でき、相乗効果で精神的疲労、イライラや不安を鎮めて不眠を改善します。
ゆりね×小麦
ゆりねも小麦も精神不安を改善してくれます。
にゅう麺に焼いたゆりねをトッピングして相乗効果を得ます。
ゆりねを蒸して小麦と合わせお団子にしても良いです。
ゆりね×はちみつ
ゆりねにはちみつを加えて煮ます。
はちみつも肺を潤して抗菌、殺菌、炎症を緩和してくれます。
肺が乾燥してるときや咳が止まらない時に良いです。
ゆりね×牛乳
ポタージュにします。
どちらも乾燥を防ぐので乾燥肌を予防する他、にきびや吹き出物を改善して美肌作りによいです。
ゆりねは体を冷やす「涼性」の食材のため、柿(寒性)と合わせると体が冷えすぎて下痢や腹痛をおこす可能性があるので多食に注意しましょう。
温かいスープやスパイスを取り入れて体を冷やし過ぎないようにするのが良いです。