ざくろの旬は9月~11月頃。
日本においてざくろを栽培している大きな生産地はほぼないようです。
世界ではイラン、トルコ、パキスタンなどが主な生産地です。
ざくろの薬膳的効果。
ざくろは体を温める「温性」で潤いの特性を持つ果物です。
肺の機能を高めて慢性の咳、のどの渇き、のどの炎症、気管支炎、喘息、かすれ声などのトラブルに効果を発揮します。
また、ざくろは体を引き締める「収斂固渋(しゅうれんこじゅう)」作用があるので臓器収縮の働きを改善し、内臓下垂改善や漏れ出るものを防ぐ効果もあるので、慢性の下痢、頻尿、夜尿、遺尿、流涙、多汗などの症状に良いです。
抗酸化作用を持つポリフェノールが多く老化防止に向いていて、更年期に効果的な植物性エストロゲンを含むので女性に嬉しい食材です。
ざくろ×たまねぎ×オリーブオイル
ざくろのしぼり汁、たまねぎのすりおろし、オリーブオイルを使って血栓予防ドレッシングに。
どれも血液をサラサラにしてくれる作用があり潤いを与えます。
ざくろ×キャベツ×りんご
ジュースにします。
ざくろ、キャベツ両方とも抗がん作用が期待できる食材です。
キャベツ、りんごで脾(胃)の働きを整えて消化吸収を良くします。
ざくろに含まれるタンニンは子供の場合、消化吸収を妨げるので注意が必要です。
ざくろは肺の機能を高めてくれると序盤で書きましたが、摂りすぎると逆に肺を傷つけ、痰が増えたりするので多食しないようにしましょう。