らんまんを観終わった。
高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。
1話15分の全130話。
連続テレビ小説の過去作では全然進まなかったり、中だるみしたり、急に時代が進みすぎて置いてけぼりになることもしばしば。
中には主人公の思考が好きではないこともあったけど私自身植物が好きなこともあって楽しく観れた。
一生見きれないほど採取した植物標本。
ボロ長屋でランプやちょうちんでいつか火事だすのじゃないかとずっと気にしていたけどさすがに関東大震災は避けられず失ってしまった。
自らの足で採取して保存して原稿まで失ったのは痛すぎる。
シーンにはなかったけど今まで使ってた辞書や図鑑もきっと燃えてしまっただろう。
生活もままならず色々失ってもメンタル保てたのがすごい。
後半の後半では皆高齢になってきた。
今回は特にメイクがすごいなーと思って見ていた。
シミ、そばかすの表現もそうだけど肌にフィルムみたいな膜でしわができるような加工メイクになっていた。
歴代では若すぎるじいちゃんだったり時代が入ってこない若いばあちゃんで無理があったこともある。
らんまんのメイクは顔、おでこ、頬、腕、手の甲のしわや荒れ具合の表現が素晴らしかった。
再現に感心してたのだけど、藤丸が白髪なのに若い時と同じテンションと声質、特徴がまったく変わってなくて一瞬で冷めちゃった。
それは俳優さんがどうじゃなくて演出指導も含めOKが出たからOAされてるのだけど違和感で一気に現実に引き戻されたのは個人的な話。
朝ドラあるあるだけど今だいたい何年の話?主人公何歳?って見失うことが多々ある。
もう少し時代表記を増やしたらわかりやすいかな。
無邪気でパーンとした笑顔の牧野さんの写真をみると人柄があふれ出てる。
牧野植物園に行ってみたいな。