ライチは冷凍や輸入が多いですが国産ライチの旬は5月~8月頃。
主な生産地は宮崎、鹿児島など。
ライチの薬膳的効果。
ライチは世界三大美女の1人、楊貴妃が愛した果物として知られています。
美容効果が高く特に女性に嬉しい作用があります。
気・血・水の血を補うため、血不足による髪のパサつき、爪の割れなど潤いを取り戻し貧血や生理不順にも有効です。
また水を補う力もあるので、髪や肌の乾燥を防いで喉や口の渇きを癒します。
ライチは五臓の「脾」を補う作用もあります。
身体を温める「温性」の特性を活かし、胃腸を温めて冷えによる胃痛や食欲不振、慢性の下痢を改善する効果も期待できます。
気の逆上を抑える効果もあり、気の滞りによるお腹の張りや吐き気を鎮めることに向いています。
ライチ×ジャスミン花
ホット紅茶を使って果実茶にします。
紅茶とライチで体を温め、胃腸を補ってジャスミンの香りで気を巡らせます。
下痢や憂鬱なときにオススメです。
ライチ×なつめ
砂糖で煮詰めて甘露煮にします。
脾(胃腸)を整えて血を増やし消化不良を改善します。
春は陽気が徐々に高まって体も心も活発になり、情緒が不安定になりがちです。
ライチを摂ることによって血を増やし、五臓の「肝」に作用して自律神経を整えたり、血不足からくる不安感、中途覚醒などにも繋がってくるので春先にとてもオススメです。
一方で、ライチは体を温め気血を補う作用が強いので、のぼせやほてり体質の人は多食しないように注意しましょう。