とうがんの話
これから出回る冬瓜。
冬の瓜と書きますが夏が旬とはあまのじゃくネームですね。
冬の理由は夏に収穫して丸まんま冷暗所に保存すると冬まで保つと言われてる所かららしい。
中身綿っぽいし水分あるから日保ちしなさそうだけど保つんですね。
冬瓜の薬膳的効果は体の余分な熱を冷まして気血水の水を補う働きがあります。
汗をかいた時には冬瓜。
口の渇きや夏バテに効果ありです。
利尿作用、むくみ解消にも良いので出たら摂って更に出して体に余分な水分を溜め込まないようにするのが大切です。
冬瓜はどこを取っても効能があります。
皮には利尿作用が、種には咳止め、綿はあせもに有効。無駄が一切なし!
食べなくても出汁感覚でエキスだけ使うのもアリです。
ただ冬瓜は涼・寒性なので冷え症の人や胃腸虚弱な人、妊婦さんは多食NGです。
色んな食材に意味や効果ってあるけど、旬の食材って本当理にかなってるなぁと思うことが多いです。
夏野菜は体を冷ます作用のものが多いし、知識なのか本能なのか昔から自然と四季の流れで食材が成って食べて暑い夏も乗り切るんだからうまいことできてるなぁと実感します。