今週のお題「あんこ」
あずきの旬は10月~2月頃。
主な生産地は北海道、京都、滋賀など。
あずきは体を温めも冷やしもしない「平性」の食材ですが、体の熱を冷ます効果があります。
強い利尿作用によって余分な水分を体外に排出してくれ、むくみや体のだるさ、吹き出物などの症状にオススメです。
あずきは糖質をエネルギーに変えるビタミンB1を豊富に含んでおり、疲労回復や肩こり、筋肉痛改善にも役立ちます。
あんこに多く含まれる砂糖は、薬膳から考えると緊張をほぐしたり体に潤いを与えたりと作用はたくさんありますが、砂糖を多く摂りすぎると体に不調がでます。
五臓の「脾」(胃)は、砂糖と油が苦手です。
白砂糖は体を冷やすので気・血・水の巡りが悪くなり、停滞しがち。
甘い砂糖を大量に摂ってしまうと胃で痰が生まれ、むくみに繋がります。
むくみは体からのヘルプサイン。
放って置くとやがて固くなって流れず、後に「しこり」になって病気に繋がりますのでむくみを侮ってはなりません。
あずき自体がむくみにとても有効で解毒、利尿作用に優れているので、その性質を壊さない程度にあんこを楽しみたいところです。