いちばんすきな花の話
ドラマ、いちばんすきな花を観た。
この物語の主人公は、年齢も性別も育ってきた環境も違う男女4人。
「唯一、異性の親友が結婚を機に親友ではなくなってしまった」
「結婚を考えていた彼女と同棲が始まる時に、彼女の男友達に奪われてしまった」
「友達になりたいのに、男女というだけで勝手に恋愛と捉えられてしまう」
「友達の友達もみんな友達だと思っていたけど、気づけば本音を話せる相手はいなかった」
大人になってからビジネス関係なく友達ができるってなかなか難しいと思う。
趣味つながりの出会いは趣味で繫がっているだけで、それ以外の話をよくするかっていったらそうでもないし、「趣味ともだち」であって「友達」でもない気がしてる。
2人組を作るのが苦手だとか、二度と会わないから初対面が得意とか、学生時代の人間関係あるあるとか色んなシチュエーションがドラマ内で出てきたけど。
あーめちゃくちゃわかるってことも多かった。
小学生、中学生のときにこういう客観視できるドラマに出会ってたら結構救いだったかも。
自分が本音で思ってることは人が聞いたらあり得ないことなんじゃないかって思って飲み込んでた部分はあった。
教室で「隣の席の人とペア組んで下さい」と言われたらまだ良い。
問題は「(自由に)ペア組んで下さい」。
修学旅行の班決め(人数制限)とか、バス移動のペアとか一瞬で緊張が走る。
「きっとあの友達と両思いだけど、あの子は絶対あの子を誘う」とか相関図を脳内に繰り広げて勝手に物語を作っていって焦ったり。
「過去に戻れるならいつに戻りたい?」
の定番質問で絶対学生に戻りたくない理由は勉強と「人間関係が面倒」という2点。
未だに思い返すと楽しことも多いけど面倒だったなと思う。
周りと違うことすると「おかしい奴」認定で学生生活が急変する可能性も。
空気読んで同調して愛想笑い。
個性的で自由でいいはずなんだけど、デリケートな年齢がある一定で毎日過ごすと1人1人違うはずが、よくあるクラス風景になるから不思議。
このドラマを観て色々思い出したし、あるあるだし、嫉妬とか恋愛の矢印だったりとか面倒くささとか共感も多く感じた。
「言う機会がない」ことをドラマで表現したのがすごかった。
だけど全員の共通人がいたことは少しやり過ぎ。
世間はせまいという実感は生きてたらあるけど、共通がいてそれが発覚することってなかなかなこと。
でもでもでも、共通がわかってから5人で会うんではなくて水鳥さんは1人1人と会うと決めたのはわかる~と思った。
友達も1対1で...と、大人数って違う。
私は3人が苦手。
意見が2:1になってると1の立場の場合、多数決でも負けるし責められてる気持ちになることが多かったから。
結局は1人最高。
ドラマ、キャスト面白くて良かった。