風下の身の上話
人混みのなかで駅の出口を出たら広い道で四方八方歩ける。
そんな状態なら何も引っかからなかったと思う。
人混みと共に出口を出たらある程度一方通行で抜かせない集団の列で歩いていく事がある。
そのトップ(先頭)にいる人が歩きながら髪の毛を下から上へ揉みこみながら歩いてるわけ。
ワックスを馴染ませてるような動きね。
風上のトップにいる人がそんなことするの止めてくれないか。
あなた以外みな風下。
不潔かそうでないか判断つかないほど私はあなたの事を知らないけど、条件反射で息を止めてしまった。
髪を揉みクシャにするタイミングでは絶対にない。
後ろ行列。
揉んだ風が風下にいる人に振りかかるじゃないか。
私は潔癖ではないけれど抜かせない通路でその道しか歩けないときに人の余計な風は浴びたくない。
そういう場面でそんなことができちゃう人は大抵イヤホンをしていて、自分の世界でパーソナルスペースがおかしくなっている人。
後ろが閊えてたり、人がいるかもしれないという予測や気配りができなくなっている。
それが毎日起こるわけでもないからただの不運とかタイミングの問題なんだけど、基本個人の自由ではあるが共存しているんだということも忘れて欲しくない。