自分のための絆創膏話
ずっと生きてると何てことない体験があって同じ目が嫌だったら回避しようとする。
時間までに行かなければならないけどドラッグストアも近くになく、血だらけで痛さに耐えたひどい靴擦れの経験から私は絆創膏を常備するようになりました。
もうあのような地獄にならないよう。
そして自分のために。
ある時、周りの人から「絆創膏持ってない?」と言われて持っていたので自分の絆創膏を渡しました。
また別の日、同じ人から「絆創膏持ってない?」と言われました。
渡したけど「おや?」と思いました。
また別の日、違う人から「頭痛薬持ってない?」と聞かれました。
私は自分の体験から頭痛薬を常備してました。
薬飲めば一発。
痛さにうなされないよう自分のために。
頭痛薬も持ってたので渡しました。
また別の日に頭痛薬を求めた同じ人から「頭痛薬持ってない?」と聞かれました。
また「おやおや?」と思ったのでどうしたのか聞いたら「〇〇さんが頭痛いんだって」と。
もはや依頼した本人が使うわけでもなく知らない人の頭痛に私の薬が使われるようです。
「良かった!私の薬が役立って回復してくれたら嬉しい!人の役に立てて良かった!」
なんて1ミリも思わなかった。
私は自分のために常備している。
自分が使うために用意している。
さっとあげてさっと済ませばいいのかもしれない。今までそうしてきた。
けど私は「おや?」と思った。
状況によるけどどちらもコンビニで手に入る。
誰も持ってなかったら依頼主がコンビニに走るのかもしれないけどコンビニに行く前に周りに聞いてみたら私が持っていたという所か。
そして2回も聞いてくるって事は1回目の経験で私に聞いてきた。
何でもそう。1回成功したら味をしめる。
私はドラッグストアを経営してる訳じゃなんです。
そんなに具合悪い人の心配して聞きまわるなら依頼主が走り回って絆創膏や頭痛薬を箱で常備すればいい。
依頼主は具合悪い人からしたら優しいのだろう。
私が「おやおや?」と感じた具合悪いメンタルは知るはずもないんだよね。
常に裁縫セットもってる人や何でも持ち歩いて心底快く依頼のものを分けてあげるタイプの人もいる。素晴らしいと思う。
私が指を切った人を見て「絆創膏持ってるよ!使って」と自分発信で渡すのと、仲介で味しめて聞いてくる依頼人に渡すのとは気持ちが全然違う。
どうぞ!持って行って!と寛容になれればいいのだけど全部がそう思えない。
イラっとか疑問に思っちゃう事はリアルタイムに感じる事だから正直だと思うわ。
記事書き終えて見ると色々と狭いけど、そう思った自分を認めるしかないね。