仕事が終わった帰り道。
駅から家へ暗闇の街路樹沿いをとぼとぼ歩いていると、街路樹の根本がゴソッっと動いた。
動くものがあるはずないので、何事?!とパニック。
脳の処理がバグってる最中に野生動物がひょっこり。
えっ…!
かなり驚いたが、むこうも思いっきり(゚Д゚)え?みたいな顔してた。
驚いたと同時にあ、可愛い…と思ったけどいかんいかん、噛まれたら大変だ。
一瞬の出来事だったけれど、前向きなおした瞬間ふくらはぎをやられても大変なので振り返りながら警戒して帰った。
この野生動物の出現は全く珍しいことではないのだけど、手を広げた半径の足元にいたもんだからかなりの接近。
お互い認識しておらずお互い驚いたからどちらも悪くないんだろうけど、これが野生の熊だったら驚きついでにひと掻きで終わってただろうな。
5秒違ってたらお互い驚くことないかもしれないし、合ってすらなかったかもしれないのにね。
それにしても驚いたときって「キャーーー!」は出ないね。
野生動物にエンカウントされ驚いて「ハヘフッ!」という声ならぬ吐息が出てしまって自分で驚いた。
なんだよ「ハヘフ」って。
と同時に動物と認識する前の生命危険察知なのか、背中から首筋・後頭部がバババー!っと毛が逆立った。
はりねずみというより、ヤマアラシ並みに毛羽立って帰宅した。
普段起きない体の症状が出て改めて、命の危機なんて考えず毎日平和ボケしてんなーと思った話。