カチカチ棗の行方話
冷蔵庫の掃除をしていたらカッチカチの棗が出てきました。
漢方や薬膳食材の本場は中国で、本場で良質なものを使うのがマストですが本場でもピンキリなので選別がカギになってきます。
中国伝統のものを学びながら日頃の生活は「中国産か…」と渋ってしまう自分がいてカチカチの棗は種抜きの台湾産のものなんだけどもったいないからと言って棗をハードにさせてしまいました。
中薬(日本で言う生薬)はものによって虫がつきやすく管理しないとなのでまとめ買いには向いてないんですよね。回転が良ければ別の話ですが1~2か月で使い切るのが理想。
虫以外にカビもありますしね。
このカチカチの棗、多分1年経ってないけど結構長い事冷蔵庫にあって直接食べれる硬さではなくなっている。
いつかわからない棗は捨てた方がいいとおもいますが、カチカチ棗は水で戻して柔らかくしてから調理もできます。
元々棗の味がそんなに好きではない私はお酒に漬けたりします。
消毒した瓶に棗を適当にカットして日本酒に漬けるだけ。
それを炒め物する時に使う。
普通の料理酒の扱いと全く変わらず使えるのです。
棗自体甘いから甘じょっぱ系のご飯すすむ系のおかず作りに適してると思う。
生姜焼きとかね。照り焼きとか甘酢醤油系とか。
酒で柔らかくなった棗もそのまま炒めて味付けちゃえば気にならないけど、酒に漬かってたから少々長めに炒めてアルコール飛ばした方がいいかもしれません。
同じ要領でクコの実漬けても結構使える。
クコは杏仁豆腐以外はどうするの?ってイメージだけどクコは栄養云々より彩りに使えるんですよね。
いや栄養大事だけど少し入れると色映えして困った時のクコ様なんです。
私が薬膳料理酒作る時は数日で使い切りたいので「ごはんですよ」みたいな手のひらサイズの瓶に適当な割合、だいたい酒、中薬半量ずつで三日くらい漬けて1週間で使い切っちゃうかな。
あれば棗、クコ一緒に漬けてもいいしお酒を楽しみたいならホワイトリカーやブランデーで漬けたら薬膳酒です。
煮沸消毒した瓶にハサミで切れ目入れた棗100g、クコの実100g、ホワイトリカー1000mlを入れて密閉。
1週間に1回くらい開けずに瓶を軽く振ってかきまぜる。
1ヵ月経った頃から飲める。1回20mlくらい。お湯で割ってもよし。
棗は元気が無くて疲れやすい時に、イライラ・ドキドキ精神不安定な時に。
クコの実は足腰のふらつき・だるさ、視力低下・眼精疲労・白髪など。
中薬の効能知ってたら自分の体に合った自家製の養〇酒出来ちゃうっていうね。
中薬手に入らない人、気軽に栄養取りたい方は↓
今時期だといちごビネガーいいですね。
今年は絶対に梅シロップor梅酒やろう。