昨日の続き。
食べる風邪薬の相方、梨。
早いもので来月には店頭から梨が退く時期じゃないですか。
梨の旬は9月~10月。
主な生産地は千葉、茨城、栃木など。
品種により8月から採れるものもありますが何でこんなに出回り期が短いんだ。
洋ナシなども含め9月から半年は手軽に買いたいと切に願う。
梨の薬膳的効果は肺を潤して体の余分な熱を冷ます効果があります。
喉の乾燥、粘り気のある痰、空咳、喉の炎症、発熱時の熱さましや脱水症状の水分補給などに梨は有効です。
病中病後の黄色い粘り気のある痰が出る人は体に熱がこもっているサインなので毎日梨を1/2個か1/4個食べ続けると熱が取れて痰の色と質が変わるのがわかると思います。
たばこの痰は体の防衛反応で出るので梨で痰切れを良くできたとしても痰の根本治療にはなりません。
梨は他に酒毒を解消する働きもあるので二日酔いにいいです。
二日酔いと言えば熟した柿はアルコール分解を含む酵素が含まれてるので柿も良し。
風邪症状だけでなく二日酔いにも効くなんて素敵食材。
だた柿(寒性)も梨(涼性)も体を冷やす力が大きいので冷え性の方、胃腸虚弱な方はコンポートなど熱を加えて調理すると冷やす効果が穏やかになります。
シナモンを加えたり、生姜とはちみつで甘く煮るなど梨以外で温める食材スパイスを入れると中和されます。
逆に発熱したら生梨で水分補給と解熱。
体調体質で使い分けて下さい。