まだまだ続きます添加物話。
「食品の裏側2」にて市販のハンバーグ弁当と母の手作りハンバーグ弁当の例が出ていました。
比較がすごくわかりやすかったです。
母のハンバーグ弁当
合挽き肉に玉ねぎ、パン粉、牛乳、卵、スパイス類、塩を加えて捏ねて焼く。
ハンバーグソースはウスターソースとケチャップ半々。
ハンバーグの下にスパゲッティを敷いてキャベツの千切り、ポテトサラダ、自家製の浅漬けを添えご飯を盛り付ける。
●とある市販の激安ハンバーグ弁当●
原材料のラベル全部説明すると長いのでざっくり説明。
こういう事できちゃうよって感覚で見てみてください。
●ハンバーグ
鶏と豚肉に大豆から抽出したいわゆる大豆ミートを混ぜ牛脂肪を混ぜて牛肉風味を出す。
着色料で皆が思うハンバーグ色に近づける。
アミノ酸等調味料で皆が美味しいと思うまで調合し、保存料でよく保つ酸性側にキープする。
●ハンバーグソース
トマトペーストや砂糖、ブドウ糖果糖液糖などを駆使してそれらしい味に。
酸味料と着色料を添加して増粘多糖類でツヤととろみをつける。
●スパゲッティ
パスタにトマトパウダーと酸味料等でケチャップで作ったように見えてるだけ。
ケチャップより断然コスト減。
●ポテトサラダ
マヨネーズではなくマヨネーズ風ドレッシングを使用(半個体状ドレッシング)。
マヨネーズ、半個体状ドレッシングにはそれぞれJAS規定があり後者は卵を使わなくていいし、着色料や酸味料香料を添加できる。
●福神漬
福神漬は七福神から7つの素材を使うと言われてるけど業務用漬物はどこの野菜かも出所不明すぎです。
漬物に限らず表記無しは外国産と思いましょう。
鮮やかな赤色で合成着色料甘味料、しそ風味に香料を付けて保存料添加で日保ちUP。
●キャベツの千切り
千切りにカットした後、次亜塩素酸ソーダで何度も洗浄殺菌。
●白いごはん
こちらもどこ産と記載がない限り出所不明の輸入もの。
新米シールがない限り古米なので乳化剤入りの植物油でツヤを出してパサつきを抑えてpH調製剤で保存。
本はなぜ使われるのか、どういう役目なのかがわかりやすく書いてあります。
ざっと見ると、素材があって添加物さえありゃ何でも再現できるって事ですね。
コスト面も大事だから安くて記載を正直に書けば何も問題ないわけです。
こうなってくるとパスタは本当にパスタなのか?と言う疑問も出てくる。
原材料で小麦が早い段階で出てたらパスタですが「パスタ風のふにゃふにゃした何か」も作れちゃうだろうね。
コンビニのおにぎりなんてウマイでしょ。
改めて食べたらウマイって数ヵ月前思った。
皆がウマイと思う平均をサイエンスチームが配合してくれたんだよ。
不味いと売れない訳ですからね。
頑張って開発してるんです。
だし屋さんが昆布やカツオからだしを取った後の出がらしを味付けし直し添加物で再生販売してるのには驚いた。
というか考えれば破棄を再利用できないかと考えるのはある意味エコで無駄がないと言える。
自分家で出がらしおかかを作るのと、出がらしで添加物再生おかかを作るのと変わらなそうに思うけど添加物で美味しくさせてお金もとるって言うのはやっぱ商売ですよねって感じ。立場が同じなら同じことするんだろうけど出がらしの件は自分で作る事にするよ。
添加物、化学調味料は無限の可能性が広がると共に疑い深くなる。