学生時代にクラスに1人は必ずいたと思います。
胃下垂の人。
当時、私のクラスである女の子が胃下垂だったのですけど普通~痩せ型の体型で結構量食べるのにウエストがほっそりしていたんです。
女子同士で何で太らないの~?と質問攻めしてました。
「私、胃下垂なの」
そう彼女は言いました。
胃下垂って何?
当時はそういう感じでしたが読んで字のまま「胃が下に垂れる」事。
食べ物はどんどん入ってみぞおちにある胃に貯まるのではなく胃が下に垂れて下っ腹がぽっこりするのが胃下垂の特徴。
通常、みぞおちからやや右に胃はあるのですがひどい胃下垂の場合、骨盤まで垂れてしまうのだとか。
「沢山食べれていいな~」「食べてもウエスト細いのいいな!」
周りの女子達から羨ましがられ、胃下垂の子も心なしか得意げで特別な能力を持ってるような鼻高いようなそんな風でした。(実際知らんけどそういう風に私は感じた)
でも実際全然羨ましくないのです。
胃下垂は病気ではないので病名でもなく胃が下に垂れてる現状を指してるわけなんですが、通常内臓はポジションが決まってます。
他の内臓もポジションがあって隣接してます。
胃が垂れると隣接している内臓が圧迫されて血流が滞り、本来できるはずの臓器の活動がうまくいかなくなります。
重みで足が痺れて歩けなくなる感じ。
血流が通らないと鈍くなる。
1つの臓器がうまく行かないと他の臓器が頑張ったり動かなくなったりしてバランスが崩れて体に歪みがでます。
気の力で一部の内臓をキープしてるので下がると言うのは「気の低下」です。
気の低下だったら寝てご飯食べてそれでいいんじゃない?
と思うかもしれないけど病名じゃないからと言って胃下垂を放っておくのはオススメしません。
「体質だしもう何十年もそうだもん。」
そう思うかもしれませんが胃下垂の人はキープする気力がないので他にも色々下がってしまうのです。
例えば脱腸、脱肛、痔。
子宮脱や流産しやすい等様々なトラブルの可能性があります。
腰痛が実は内臓下垂で圧迫されて痛かったり精巣・卵巣が圧迫されて自分の事だけでなく将来の影響も大きいので放って置いて欲しくないと思います。
糖尿病は本当に色々な病気を併発しますね。厄介です。
先ほども書きましたが胃下垂は病気ではないので漢方薬がおススメです。
お近くの漢方医に診断してもらうのがいいと思います。
こちらから専門医、専門科検索できます。