薄々、だよね?やばいよね?と思いながら日々過ごしてました。
自身もベーコンやハムなどの加工肉を買わなくなって暫く経ちます。
スーパーに行っては裏をチェックしてるはずではあったんですけど見てるだけで見るポイントが違った。
安部司さんの「みんな大好きな食品添加物 食品の裏側」を読みました。
安部さんは大学で化学を専攻し、食品添加物専門の商社に入社され成績をぐんぐん伸ばして「歩く添加物辞典」「食品添加物の神様」と周りから呼ばれるまでになったそうです。
食品会社からの商品の悩み、ちょっとした不安不満を聞き出してどうしたらもっと商品がよくなるか日保ちするか添加物を駆使して提案していたそうです。
正直、「添加物屋さん」なんてあるんだ。と思いました。
こんなに身近にいて添加物を食べているのに添加物を売って歩いて営業し配合までしてる職業があるなんて考えた事なかった。
色んな仕事がある事を知らなすぎました。
本はするする入ってきました。
興味があった事と生活に密着した内容だったからだと思います。
最後まで読んで「絶望」な感じがしました。
どうして日本はこんなに添加物が盛りだくさんでいつからほぼ全商品にこんなに配合されてしまったのか。
日本の食文化は海外でも評価は高いかと思っていたけど美味いのは添加物ではないか。
秘伝の黄金比ではなくて添加物の調合がウマイのが日本なんではないの?とも思った。
私が生まれてから既に添加物はあったから添加物で育ったようなもの。
今気づいても添加物文化はもっと前から築いてるんです。
添加物の多さに避けて生きられないのはすぐ理解しました。
「知らない方がよかった」とは一切思わなくて知って良かったと思ってます。
添加物=体に悪影響=断固添加物!など極端な考えは自分を生きづらくしてメンタルも変な方にいくので添加物だけでなく全ての情報を鵜呑みしないことも大切だと思います。
元々添加物で育ってますし、気を付けて商品買うようになってはいるもののストックしてる中に添加物まみれのものもあります。
今後も食べたくなったらインスタントラーメン食べると思うし、生ハム大好き。
たらこパスタも大好き。
自宅で出来る範囲は素材で調理して外食先では色んなものを食べるようにしようという事で自分の中でまとまりました。
外食って楽しいし美味しいし止めるなんて出来ないですもん。
店側からしたら時短で美味しく提供する訳だから簡単でコスパもいい業務用の物を使ってるのは想像つく。
最初は日本の添加物文化に絶望してたけど手軽で美味しくて値段も悪くない。
添加物をこれだけ発展させた事も悪い事ばかりじゃないんだと安部さんの本を読んで思いました。お世話になっていたんだし、きっとこれからもわかってて使うだろう添加物。
梅干さ。
体にいいからストックしてあって自分の好みじゃないと食べなくなるんで気に入った梅干を買ってたんです。
南高梅の。梅の香りがしてしそ入ってて塩分4%の。
その本読んでわーーーーーと思った。
中国産でなく南高梅と言う所に着目しすぎて勝手に安心し、香料や他の添加物に目が行ってなかった。
梅の香りは香料。塩分4%で数ヶ月冷蔵庫で腐らないのは保存料。その他諸々。
今年梅酒か梅シロップ作ろうと思ってたけど梅干作ろうかなと思い始めた。