tosamimiの日記

日々思ったこと感じたことを書いてます。文句とGossipと、薬膳話。

職人の話

人が仕事している姿ってとてもいいと思っている。

一般の方の目に触れない職業の方もいらっしゃるから気になる所ではあります。

寒い中工事現場で働いてる所をみると何とも言えない感情になります。

試してないけど自分には出来ない仕事なんだろうなと尊くなる。

料理人さんは素材を引き立てて絶妙に手を加えてそれが自分好みの仕上がりで提供されるともう一瞬で好きになっちゃう。

恋愛とは違うけどやっぱり尊敬しちゃう。

適当人間で料理はうまいていう人多いから私は人柄も重視だけども。

プロだなーっと思う。

 

この間、暖房機のメンテで本体自体をを交換する事になりまして。

ガス会社とその職人の2人が家に来たんです。

ガス会社の方は事前に見てくれてた方で物腰柔らかく素人にもわかりやすく説明してくださって安心してお任せしました。

職人さんは多分60歳前後の方で愛想もなく目も合わさないような人でした。

私の中ではザ・職人て感じがプンプンしました。

3人同じ空間にいるのにガス会社の方を通して私と話す感じがしてクセつよと思いました。

事前に伝えてあった不具合を職人は聞いてない!と言い出して「あいつ本当に適当だからな」と現場にいない私も会ったことない人の悪口をばーっと言いながら作業されてました。

ふらっと寄ったご飯屋さんで先輩が新入りを客前で叱ってる現場に居合わせた感覚になりました。

 

家の排管が特殊だったようでどこどこの現場の時もこうこうこうで全部取り壊しただとかあっちの現場も同じことあったとか何か色々喋ってた。

今までの自負があって経験をすごく押し通しててガス会社の発言意見をよせつけない会話が繰り広げられてた。

ガス会社の提案をそこのネジ締めたってC管がおかしくなってるから意味ないと突っぱね。

ガス会社の方は「横ネジ締めてみましょうか?」で

私の心の中は「いいからまず締めてみてやってみて」で

職人は「そこのネジは関係ない〇〇の現場でそうだった」の一点張りでマジで自信たっぷりすぎて引いた。頑固。

 

結局職人が外で排管やってる時にガス会社の方が横ネジ締めて一時的に良くなって、職人が家に戻って来て新品を設置するまでものの見事に数分で設置したから技術はプロだなと思った。

職人は挨拶もなく家から出てった。

営業職じゃないのはわかってる。

きっともう一生会わない人にペコペコなんてしないんだろう。

とにかく自信がある。実績がある。曲げない。どうでもいいヤツに媚は売らない。

嫌われてもヘでもない。

その人のごく一部を数分間しか見てないけど色んな思いが残った日でした。